いま新しい一歩を踏み出そうとしているあなたへ。

小さい頃に、深海のことについて父親に話してもらったことをひとつ思い出す。あまりにも深い海では、上も下も真っ暗で、危うくすると、自分が泳いでいる方向が海面なのか海底なのかがわからなくなるという話。


これは、人の心境についても同じことが言えるのかもしれない。何も見えない真っ暗闇になって初めてわかることがある。何もかもうまく行って自信満々な時や、逆にとてもショッキングな悲劇によって落ち込んでいる時は、自分の気持ちというのはわかりやすい。だけど、そうでなくって、状況がわからない時や予測が出来ない時、そういう”見えない状況”になって初めて、その人本来の心の向きが浮かび上がる。心がポジティブな方を向いている人は、見えない状況に期待感を覚える。ネガティブな方を向いている人は、見えない状況に不安を覚える。
何がそれを決めるのか。きっと生まれ持った性格ではないと思う。生きていく中で、寝癖のように、心の向きはどちらかに癖づくのだと思う。

人が生まれる。春に花が咲く。そういうことに前向きでいたい。”生まれてきてよかった”。”またこの季節に出会えた”。そう思いたい気持ちを忘れない。いつだって新しいことにワクワクしていたい。

新しい一歩を踏み出そうとしているあなた。目の前の期待と不安、それはあなた自身。思った方のあなたになる。この歌が、良い方を向くための力になりますように。