ひとり大人になろうとするあなたへ。

成長っていつ終わるんだろう。背はきっと伸び切る。でも心の成長は望めば望むほど出来て、終わりはないのかもしれない。
普通の暮らしの中では、ある程度の歳になって、まわりから大人と呼ばれて、自分の生活が安定すると、成長するという感覚は薄れていく気がする。でも、新しいことにチャレンジし続ける人、更なる高みを常に目指す人、そういう人たちは、成長という道のスタートラインに立つ気持ちを何度も味わうのだと思う。そして、その新しいスタートラインには、あまり多くの人は並んでいない。ましてや気の知った人はほとんどいない。同じスタートライン上のはるか向こうに誰かがいる。だけどその人のことは知らない。同じ志を持っていたとしても、会話をするにしては遠い距離。ほとんど孤独。環境が変わったり、仕事が変われば、人はいつでも孤独からまたその新しい道を歩み始める。

ひとり大人になろうとするあなた。きっと元いた場所が恋しいでしょう。友達家族との距離が歯がゆいでしょう。でも僕は、あなたがその場所から歩き始めることの意味を知っています。せめてこの歌が、あなたの気持ちの理解者になれますように。

僕にとってのホームは、環状二号線の通るあの町。あの場所、あの時に戻りたいけれど、そうじゃいけない。歌があるから、前に進める。