何かをつくりつづけて 世界に溶かし塗っていく
私の色がパレットから 完全になくなる時まで
何かが一瞬よぎる いたずら原子をつまむ
まばたく間に逃げないように 紙の上 捕まえてしまう
ザラザラ 帰り道に触れた石垣が懐かしい
まだまだ 遠いおわりが呪いのように思えたあの日から
何ひとつ 正しいと思えることはない
問いさがし 開けたことのない窓を開けるように
問いさがし 踏みならされてない森を歩くように
必要なものは答えじゃなく 胸を躍らせるような問い
ルールをつくりつづけて 正解を明らかにする
だけれど なぜか昨日よりも 世界が狭まって見える
誰かが叫びはじめる アスファルト 亀裂が入る
脱ぎ捨てた制服のポケット 入らない 規律で溢れる
ピカピカ 真夜中の信号が切り替わりつづける
ただただ 星を見上げてる僕とは無関係に示してる
そんな風に 正しさは時に当てにならない
問いさがし 何億光年も遠い星を見てる
問いさがし 解き明かされてない数式を見てる
必要なものは量じゃなく 時間を忘れるようなひとつ
ラララララ 物語のつづきを勝手につくって
ラララララ 空想の中で遊んでたんだ あの頃は
何もなくても楽しかった
問いさがし 開けたことのない窓を開けるように
問いさがし 踏みならされてない森を歩くように
必要なものは答えじゃなく 胸を躍らせるような問い
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2025.3.28