isao

ベランダにて

ベランダにて

作詞・作曲・イラスト isao

かわいかったあの子の 微笑みがまた浮かぶ
短く切り添えられた 後ろ髪が肩の上を揺れてる

青い青い草の葉が 風を少し遅めて
静かな空気を切り裂くような 高架の上の列車の車輪

なんにも残ってない ただそれが寂しくて
満月の夜にはこんな風に
懐かしい映画に涙なんかしたりして

さかさまに覚えた歌 君が笑えばよかった
マグカップで咲いた花 良く晴れたベランダにて
君とキスした思い出

映画のセリフみたいに 言い回しが残ってる
君らしい言葉ほど 同じような場面でよく思い出す

桜木町はついに 行きそびれてしまった
好きなものも特にないから 一緒にいるのが不思議だった

なんにも求めない ただそれが寂しく
特別な日にはそれでも少し
ささやかな贈り物 君の顔覗いたりして

結局わからないまま 君の言葉を待ってた
マグカップで咲いた花 曇り気味ベランダにて
みっともなく泣いてた

さかさまに覚えた歌 君が笑えばよかった
マグカップで咲いた花 良く晴れたベランダにて
君とキスした思い出
君とキスした思い出

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2024.10.9

  1. ゆか姉 より:

    細かい描写の言葉がとてもきれいでisao君らしい曲ですね