
ゲーム制作の際に、AIを使ってプログラミングをすることが多くなりました。僕とAIの役割がだいたい決まって来て、僕が思ったことは「大切なのはやっぱり言語なんだ」ということです。言語というのはプログラム言語のことだけではなく、日本語などの国語も含みます。
設計についてAIに指示を出し、実際のプログラムはAIが書きます。なので、僕が集中するのは、AIへの指示です。
AIがプログラムを書き終えると、そのコードをざっと確認します。問題なさそうであればファイルに貼りつけて、実際のテストをします。テストをしてみて思うことや修正点などをAIに伝えて、ブラッシュアップさせたらそのプログラムパートは終わりです。
僕がやっていることと、AIがやっていることをざっくり分けると、
僕:アイディアと構想・途中経過確認・仕上がりの確認
AI:アイディアと構想を聞く・プログラミングする・仕上がりの修正対応
です。
ゲームの半分以上はプログラムで出来ていて、そのプログラムのほとんどはAIが書いています。例えるなら、武将として城を建てるために家来や大工に建てさせている、そんな感じ。
Q.○○城を建てたのは誰ですか?
A.大工さん
こういうネタを聞いたことがあります。これは真実だし、僕自身「城を建てる指示をした武将と大工さんどちらの方が偉いんだろう」と思うことがあります(どちらもすごいですが)。
僕はずっと大工さん側(実際に作る側)にいることが多かったので(というか好きなので)、武将の立場はわかりませんでした。
ですが、ゲーム制作においては完全に武将側です。こっちの立場になって思ったことがあります。それはどちらの立場にしても「言語に長けてなきゃいけない」ということです。
長時間の作業が続いて疲れてくると、AIに雑に指示を出してしまうことがあります。やりとりの中で、AIが不明な点を質問し返してるのにもかかわらず、「いいからやって」的な進め方をしてしまうことがあります。
そうするとどうなるか。AIは(たぶん不貞腐れながら)ひとまずやります。だけどたいてい思った通りの出来にならなかったり、すぐ気づかないくらいの不都合が隠れていて、作業が手戻りになってしまうことがあります。
AIは人間に似ています。つまり曖昧なまま仕事ができてしまいます。これが一昔前の人工知能や機械だったらエラーで処理が止まったはずです。
武将側に不備があれば城は立たない。大工に不備があれば、当然城は立たない。
プログラミングにおいては、使っているのは言語です。僕は日本語を、AIはプログラミング言語を。どちらの言語に不備があってもいけないということです。AIはさらに僕の指示を聞くために日本語を使います。
そして、世の中のほとんどの仕事は、言葉(言語)のやりとりで出来ています。言語に長けるという大事さを改めて実感しました。
2026.3.10