君の胸に思いが溢れますように
忙しない日々 さびしい夜の灯りになりますように
欠けた胸に人の皮肉ばかり
聞こえなくてもいい 言葉が聞こえる
「自分の性格よ」と嘆く君
違うさ 君を認めてくれなかったあの日々のせい
愛の灯り
君が君の影に飲まれてしまう前に
君には見えない背中をさするように
君の元にこの歌届きますように
思いをこめた手書きの言葉がそこに届きますように
慣れた日々に叶わないことばかり
もどかしくても 自分を殺せない
「かっこばかりよ」と卑下する君
違うさ 強い言葉に怯えていたあの日々のせい
愛の灯り
君が君を手放してしまう前に
君のありかがいつでもわかるように
愛の灯り
「さみしい」その自分の気持ちを見つければ
自分じゃ気付かない 君も君も誰かの愛の灯り
ライナーノート
特定の人に書いていたつもりだったのですが、書いている間にみんなに対する気持ちになっていきました。
不注意をすれば大火事になるし、かと思えばひと吹きで消えてしまう、ロウソクの炎。人の命や感情はそれに似ていますね。この歌では、消えてしまいそうな炎に寄り添いたくて書きました。
孤独感や、自己否定感はどこまでいっても付いてくるものなのかもしれませんが、どうか消えてしまわないでという思いと、最後には”君も 君も 誰かの"存在を確かにするひとつの必要な炎なのだという思いを、歌に込めました。