ワンマンライブのアンコール曲「君に染まれ」

【LIVE】君に染まれ / isao (ワンマンライブ「BRIGHT Vol.3」2016.12.10)

歌詞

その体を染め上げるような 居心地いい色
君は何の色? それがなんにしろ
君は君の色に染まれ

その体を染め上げるような 居心地いい色
君は何の色? それがなんにしろ
君は君の色に染まれ

君は君でいいのに
……君は君でいいんだよ
君は君でいいのに
まるで人は君に他人になれと言わんばかり

その言葉を湿らせたまま 自分が滲んで
君は何の色? 鏡を見てみよう
君は君の色に帰る

その体を染め上げるような 居心地いい色
君は何の色? それがなんにしろ
君は君の色に染まれ
君は君の色に染まれ

ライナーノート

今まで僕はずっと自分の中にあるものを見つめて、自分のために、自分のことを参考にしながら歌を作ってきました。それが唯一真実だと思ったから。自分じゃない誰かの気持ちを考えたり、理解しようすることに少し抵抗があった。もちろんできるのであればしたいけど、できることではないと思ったから。だから歌詞の主語が「君は……」とか「僕たちは……」とか「人間は……」になることに違和感があった。僕には僕のことしかわからないから、誰かのために歌うということがあまりできなかった。

そうやってずっと歌を作り続けて来て、「自分らしさに染まる」という言葉を見つけた。そして出来たアルバム「紺に染まれ」。今までより「自分であること」に自信が持てるようになった。そうしたら、ふっと心が少し軽くなって、「誰かのためにこの言葉を歌ってもいいな」と思えた。

自分のために見つけた言葉、「紺(自分らしさ)に染まれ」という言葉を、みんなのために置き換えて出来たのが、この曲「君に染まれ」です。

数年歌詞を書きながら、見つけたのはたった一言の言葉なんだけど、回り道した分も含めて、この気持ちの大切さを僕はよく知っているつもりだから、それをみんなに届けられたらと思います。

誰かになる必要はない。自分になればいい。

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