“出し惜しみ”はもう時代遅れ

こんばんは、isaoです。ずいぶんとブログをほったらかしてしまいました。みなさん、元気でしょうか。

2018年度、始まりましたね。今は春なんだ、とか、僕は今いくつなんだ、とか、今日は平日だっけ休日だっけ、とか、そういう自分の人生の時間軸を、最近ほとんど忘れていたような気持ちがしています。目の前の仕事を、手はこなしいて、頭の中では、異世界のことでも考えるように、大きなテーマを悶々と考えていました。その考え事を、いったいどういう風に発散すべきか、どういう風に解放すべきか、いろいろアイディアを出して、自分の中に”やることリスト”としてストックしていました。今日は、最近している音源製作のことと一緒に、そのアイディアのもとである、考え事の中身の一部を話そうと思います。

CDって何!?

最近、僕は去年作った自分のオリジナル曲のアレンジ製作をしています。今までの流れでいけば、アレンジをして完成した音源は、新・CDの収録曲になって発表されるのだと思います。でも、僕はこの流れにものすごい違和感を感じます。理由は、”誰も、新しい音源を聴くためにCDを買わない。新譜音源を聴くための媒体としてのCDはもう終わり”、そう感じているからです。僕はCDというもの自体は好きですし、好きなアーティストのCDは今でも買います(かなり限られてはいますが……)。でも、今までと同じ感覚では買わないんです。じゃあ、今で言うところの”CDを買うという行為”はいったい何を意味しているんだろうと考えると、僕の中で出た答えは、今まさに書いた通り、単純にそのアーティストが本当に好きだからだと思います。この心理は何かに似ています。……そうだ、グッズだ! 普段使わないけどマフラータオル買う。今までつけたことなかったけど缶バッチ買う。だってそのアーティストのことが本当に好きだから。

そう考えると、CDはグッズの延長線上に……、いや、むしろCDはもうグッズだろ

これからの音楽発信のスタイル

自分の普段の行動を振り返ると、さっき言った結論にしか行き着きません。CDショップに行くのは、本当に好きなアーティストのCDを買いに行くときだけ。何か聴きたいと思えば、iTunes(僕はアップルミュージックやってます)やYoutubeで検索してお目当てのアーティストの曲を聴くか、ランダムに出てきたものをとりあえず聴いてみるか、です。

今はまだストリーミングサービスにもUPされていなくて、やむをえずCDから音源取り込んで聴いてるものがあるかもしれませんが、もし検索して、今までどおり聴ける(ちゃんと連続で聴けて、自分のお気に入りプレイリスト作れる)のだったら、そっちの方が断然便利。ストレスのないものがいつだって結局普及するのだから、いつか全部がそうなるのは(こればっかりは断言できないけど)なんとなく予想できます。「聴きたい」と思ったら「検索」。「好き」と思ったら「グッズ(CD)買う」

もし本当に時代がそうなっているのだったら、「新しい曲できたからCD買って聴いてね!」というのは逆行。「今完成したから今聴いて!」。これが今あるべきスタイルだと思います。CD買ってもらうのはその後。

アーティストの真価

なので、これは僕みたいな未熟なアーティストには厳しい話かもしれないけど(笑)、アーティストが目指さなければいけないのは、”本当に好きになってもらうこと”だと思います。(ビジネスビジネスした話になっちゃいますが)、そうすれば(間違えなければ)CDでもグッズでもなんでも売れるのだから、それで活動を回せばいい。……というかむしろ本来そうでなきゃいけないよね。そういうものだよね、アーティストって。

isaoとして

とにかく良い曲を書いて、それをどんどん発表する。出し惜しみはしない。どんどん好きになってもらう。少なくとも僕は自分のことを、アーティスト「isao」としてそうあるべきだと考えてます。もし好きになってもらえなかったのなら、それは自分の力不足。いいじゃないですか、わかりやすくて。そうでなきゃ、やるかいもないですよね。

おわりに

音源製作のことを話すつもりがほとんど語りになってしまいました(笑)。

今日話した例はあくまでネット利用を当たり前にした前提ですが、ネット利用の格差はまだあると思うので、「何言ってんだコイツ」と思う人もたくさんいると思います。別に良いんです。共感して欲しくて書いたわけじゃないので(してくれたら嬉しいけど)。

みんなきっと同じ悩みの中にいて、でも、それについて(お客さんがいる手前)表立って語ることもできず、うまく言葉にもできずにいるんじゃないか、と思ったしだいです。少しでもこの文章を読んで何かを感じてくれたなら、みなさんの意見も聞きたい。電気ショックをあたえるつもりで、広く音楽やっている人たちにもこの考え方のひとつを刺激剤として流してみたいです。よければぜひシェアを! 良い音楽がもっとみんなのもとに届くきますように。

コメント

  1. ゆかっこ(ゆかねえ) より:

    CDは長く持っているものでも内容な気がします

    isaoくんがおっしゃるように
    音楽はすぐ聴けるものであって欲しいと思います。

    • isao より:

      コメントありがとうございます*
      持っていても棚でほこりかぶりますからね。笑
      見返すのは楽しいですが♪

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